みつばちと美味しい旅に出よう
ハチミツは数万のミツバチたちが巣箱の半径3~5キロを飛び回り蜜を集めると言われており、その土地や時期によって全く異なるハチミツが取れます。
しかし、ミツバチが関係している植物を推定することは今まで困難で「百花蜜」として取り扱われてきました。サステナビーハニーはこの「百花蜜」を最新の技術で可視化し、「百花蜜」の新しい楽しみ方を提案します。
一つのハチミツからは平均的に30種程度、多いもので70~100種の植物が判別され、天然の百花蜜は採取時には、唯一無二のハチミツであることが確認できました。サステナビーハニーは自然の状態を尊重し採取時のままのハチミツを厳選したブランドです。
さあ、あなただけの新しいハチミツを探す旅にみつばちと出かけましょう。

#002 レンゲとタンカン
採蜜:5月 鹿児島県屋久島
世界遺産に登録されている屋久島は、日本の九州の南に浮かぶ小さな山間の島です。陸地から離れ、急峻な地形と高い降水量はこの地域の特徴ある植生に反映しており、リュウキュウイチゴなど希少な植物が含まれていることがDNA分析から分かりました。
一方で、レンゲなど優しい風味を醸し出す草花系や屋久島の特産品であるタンカンオレンジも含まれており、甘酸っぱいさっぱりとした優しい甘さが特徴のハチミツです。

#003 トウネズミモチとクローバー
採蜜:6月 神奈川県厚木市
#0003は梅雨明け時期に採れました。蜂場は小川の近くにあり、河川敷には日当たりのよさを求めて色々な花々が咲き乱れます。梅雨の時期になると小さな沢山の花を咲かせるトウネズミモチ(Ligstrum属)がミツバチのごちそうです。
その他にも私たちの身近にあるクローバー(Trifolium属)、庭木などに用いられるアカメガシワ(Mallotus属)、アジサイ属(Mallotus)など、自然豊かな日本の里山のどこか懐かしさを感じるハチミツです。
完熟感のあるしっかりした甘みを感じる濃厚な味わいです。

#005 イイギリの単花蜜
採蜜:6月中旬 京都府
#005はGW過ぎの京都の山々の香りがつまったハチミツです。春といえば野花のハチミツが有名ですが、山の芳香に誘われたミツバチは春の短い期間だけ咲く、背の高いイイギリの小さいたくさんの花たちを見つけたようです。
イイギリ(desia polycarpa)は、日本、朝鮮半島、中国南東部が原産地のヤナギ科の落葉高木です。樹高10~20mの高木で、春に緑色の沢山の花を咲かせます。この葉陰でひっそりと咲く花には芳香があり、ハチミツにもほのかな香りが感じられます。
抹茶に似た芳香で、広がる甘みの後に京都の山々の余韻が残ります。